2007年 05月 06日
犬吠崎
この安さは怪しいが、口コミではかなり評判もいい。HPではかなりおしゃれに見えなくもない。唯一文句が出ていたのが、バイキング形式の料理が時間にちょっと遅れていくとなくなってしまうというもの。それなら時間通り行けば問題ないかなってことで予約。
以前犬吠崎に来たときはかなりさびしげなところだったような気がしたが、この日は天気もよくてかなりの人出。
灯台に昇るのも行列になっていた。コウイチは全部自分で昇ってすごい勢いで降りて、のぼりで並んで待っている人たちから、すげ~と歓声が上がっていた。
このあたりの岩はぼこぼこ穴が開いている。
かなりもろいため貝が穴を開けて(溶かして?)入り込んでいた跡のようだ。
ルネッサンスビーチリゾート。
以前くろしおというホテルだったのを改装したみたいだが、くろしおというのをはずした跡は見えるが、ルネッサンスビーチリゾートとはどこにも書いていない。
周辺に「7980円均一!」と言う派手なのぼりがあがっているからこれかなと恐る恐る入ってみると、やはりそうみたい。
改装しているといっても入り口だけ、黒く塗って珊瑚のすなを敷き詰めてあるのがなにやらファミレスがつぶれた跡に、適当な改装をして居酒屋にした感じ。
写真でみるとそこそこ雰囲気ありげに見えるが、実物は安っぽさ全開。
一見豪華そうなソファーなどの調度品もいまいち統一感がなくて、閉店セールの9割引とかであまっていたものを集めてきた感じがする。
部屋はと言うともっとすごい。デザイナールームということで予約していたが、要するに海に面していない部屋だった。なるほど。
壁紙などはど派手。部屋の中のものはいかにも100円ショップで買ってきたものばかり。しかし部屋番号くらい手書きでもいいから書いておけ。ホテルの名前もそうだけど。
やっぱり値段なり、と言うか・・・
これで食事がまずかったらいくら安くてもやだなあ。
このホテルの売りが、「プライベートビーチ」と「日本一の神社」。
とりあえず海に出てみた。
どこが「プライベート」なのかよくわからんが、確かに人が少ない砂浜は歩いていけるところにあった。
岩盤浴が無料と言うので予約してみた。
ホットカーペットの石バージョンのようなのがかつて倉庫だったところにおかれていた。
ドアは鍵がかかるけど外から丸見えだから裸になるわけにいかないし、汗をかいたら着替えがないということで、ちょっと横になって出た。
巷で増殖している岩盤浴とはこういうやつなんだろうね。設備投資が少なくて開業できそうだけど、人気あるのかな。
コウイチは石をじゃりじゃり楽しそうにしていた。
お風呂は壁の一部にいろ塗っただけの古いお風呂。
「天然ラジウム玉川鉱石の湯」だそうだ。
とにかく安上がりに、何かキャッチコピーが作れそうなことは何でもやっている感じ。
HPの写真は必見。
ここまで実物との落差があると笑えると言うか、写真家の腕に感動する。
海から戻るときに近所のおばちゃんが大きなおなべにつみれを入れて持ってきていた。
どうやらこれが今夜の食事らしい。
時間に遅れるとなくなるといううわさなので時間きっかりに食べに行ったが、そんなことはなく、結構おいしいものがたくさんあった。
ビニールのテーブルクロスが安っぽくてやだが、食事自体はかなり満足度が高い。
朝食も結構おいしかった。
建物のぼろさと安っぽい改装の仕方には笑うしかないが、食事のおいしさでとりあえず納得。
ちなみに「日本一(日の出が早い)神社」はこんな感じ。
とにかく安上がりにDIYでがんばっている雰囲気は伝わってくる。
「今日の参拝は決して無駄ではありません」
2日目はしょうゆ工場見学と市場の近くの公園でサッカー、そしておいしい海鮮丼と蒸しハマグリを山ほど食べた。
食事以外ほとんどお金をかけるところもなくて安上がりな旅行だったが、あのホテルのように意外と満足度の高いものとなった。
コウイチはこの写真を見て「こうちゃんはここがよかったんだ。また行こうよ」といっていたし。
by hirommk
| 2007-05-06 08:56
| travel