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「ドングリ」


埴 沙萠(はに しゃぼう)・著(あかね書房)2001.5発行(2005.10.31)

コウイチがドングリが気に入ったので妻が図書館で借りてきたのだが、著者は偶然にも大分国東半島出身の植物遺伝学の研究者で、現在は国東にUターンしてきている人だった。

子ども向けの本だが、内容はしっかりしていておもしろい。
クヌギには色々な虫こぶが出来るらしい。
葉っぱに出来るクヌギハアカタマバチの虫こぶはすごい。
葉っぱの上に赤い植物の実が落ちているように見えるが、これが虫こぶだとは。
虫が植物を操作して、これほど見事な構造物を造りだすとは驚くほかない。
虫こぶの分子生物学は誰かやっているのかなあ。
アグロのように遺伝子操作をしているのか、それとも幼虫がホルモン様物質を直接分泌でもしているのか?それにしても見事。

それからシイタケのほだ木にするクヌギが足りずに、ドングリを畑にまいて苗を育てているとはびっくりした。しかもそのドングリは韓国から輸入しているんだそうな。
ドングリなんて山に入ればいくらでも採れそうなのにね。
by hirommk | 2005-10-31 03:51 | book

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