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九州旅行-2005秋 その2 大分へ

10月24日
レンタカーを借りて大分へ向かう。

がらがらの高速。
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今回はちょっと奮発してBグレード。1500ccクラス。(あ、1800だと思ってた)
10万キロ走ったブルーバードシルフィーだった。
1500ccのだと新車で170-180万くらい。普通の1500ccクラスの車よりやや高め。
CMとか、街中で見る印象は結構よくて、気になっていた1台ではある。
MT設定もあるとは、今知った。

国別で言うと、イギリス車の雰囲気が一番好きだ。今やイギリス資本のものはなくなってしまったが、アストンマーチン、ミニ、ジャガー、ローバーなど、なんともいえぬ品が感じられていい。
シルフィーにはローバーに似た雰囲気がある、というかぱくっているのかも知らんが、雰囲気的には好きな部類だったのだ。

しかし乗ってみると、いまいち。
内装も上質感を演出しようとしているのはわかるが、上質感は感じられない。なんとも凡庸な雰囲気だ。シートは結構よかった。ふかふかでもなく、しっかりサポートしてくれて座り心地はよい。 
走りはひどい。全然加速しない。
一応150キロぐらいでも安定して走ってくれるが、150キロに達するまでがかったるい。
坂道を走ると軽自動車かと思うよ。
エンジンのせいというより、ATなのがいかんのかもしらんが、思い通りの加速をしない上に、エンジン音だけがーがーやかましいのはたまらない。
それと、スプリングがやわらかすぎるのか、ダンパーがへたっているのか、とにかくやたらぼよんぼよんゆれて気持ち悪い。大人になってから車に酔ったことなどないのに、今回はマジで吐きそうになった。

レンタカーに乗るたびにアテンザがとてつもなくすばらしく感じられるのは、いいことなのか・・・
たまには、お、結構いけるじゃん、と思える車に当たってみたいのだが・・・もうちょっとグレードを上げないと無理なのかな。

ちなみに、燃費はよかった。208km/12.5L=16.6km/L
カタログ燃費16 km/Lを超えちゃったよ。まあ、全然渋滞のない高速道メインだったから、あまり参考にならないけど。

福岡から国東半島までは200キロくらい。
途中あちこち道路工事をしていたが、渋滞は全くなくて3時間ほどでついた。
高速はすぐ近くまで通っているし、空港もすぐ近くだし。お金はかかるが、かなり便利な立地条件といえる。
村の中の道もかなり立派だが、ところどこもものすごく狭くなっていてあせる。
携帯のアンテナも時々立っているからかけようとするが全然通じない。

しかし、山あり川あり、海ありの自然に恵まれた静かな環境にこれだけアクセスしやすいのはすごいことだ。もうちょっと山の中をイメージしていたが、周りを囲む山がかなり低いのでかなり開放感がある。山もちょっと登ればすごく眺めがいい。
裏に山があって家の前に小川があるような田舎の家がほしいと夢想していたが、結構これは理想に近いかも。

先生と会って家に連れて行ってもらうと、古い石垣に囲まれた道がものすごくせまい。
自分の車だったらとても恐ろしくてこんなところには入れない。車好きとしてはこれはいかん。
平地のいいところは水田に、山に向かう斜面に家やら倉庫やら畑が配置されている感じ。
家は江戸時代からあるらしいが、すごくしっかりしていた。

先生のうちからの眺め
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コウイチはどういうわけか、先生に妙になついた。仕舞いにはとうちゃんを通り越して先生に抱きついていったり、何をするにも先生の気を引こうとしている様子がありありと。なんでだろう??

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「どんぐり」、とか「まめ」、という言葉を先生に教えてもらって、山を「どんぐり、どんぐり」とうれしそうに言いながらご機嫌で歩いていた。山の中を歩いてからずいぶん落ち着いた感じがする。子育てにはずいぶんよさそうな環境ではあるけど、同級生が少なそうなのは難点かな。

夜は梅園の里で一緒に食事をして、食事の間は、他の客もいないし食堂の中を走り回って、従業員のおばちゃんに相手をしてもらったり。その後、大きな反射望遠鏡で星を見せてもらってるうちに、だっこのまま寝てしまった。

梅園の里(http://www.town.aki.oita.jp/~baien/top.html)は先生のうちのすぐ近くの山の上に5年位前に出来た簡保の融資設備。カーナビには出てこなくてあせったが、高速を出るところから看板がしっかり出ていて迷うことはない。
小規模な宿泊施設だが、小奇麗で、30−50人程度の会議にも対応できそうだ。先生の考える農家と研究者の交流をするには最適。
土日は結構込み合っていて収支はとんとんなのだそうだが、自分達が行った時には全然ひとけがなくて、正直やっていけるのかな〜と心配になった。利用する側としては空いている方がありがたいけど。
しかし郵政が民営化するとこういうのも出来なくなるのだろうな。
小田原とか日光のような巨大な豪華施設は必要なないから、地方の活性化の核となりうるような小さな施設は、多少赤字でも必要なんじゃないかと思った。

ロッジも別荘代わりになりそう。1週間くらい滞在したくなるね。バーベキュー場あったから、海の幸、山の幸をゲットしてきて楽しめそうだった。

今回泊まったロッジとシルフィー
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梅園の里の目玉設備がコンピュータ制御の大きな反射望遠鏡。学芸員の人が次々星座をとらえては流れるような説明をしてくれる。天文ファンにはたまらないだろう。というかこの学芸員の人にとっては最高の仕事場なんじゃないだろうか・・・と思った。
星空は好きだけど、天文には特に興味のない自分にとっては望遠鏡より、さえぎるものが何もないところにリクライニングチェアを置いてお茶でもすすりながら星空を眺められたほうがいいんだけどな・・・
いくらでかい望遠鏡でも星はやっぱり点にしか見えないから、空全体を眺められたほうがいい。スターウォッチングというと片っ端から星座の解説が始まるけど、ただ降るような星空をぼーっと眺めたいんよ。
しかし、本当に星はきれいに見えて、月も出ていなかったし、今回初めて天の川も見れたのはうれしかった。

梅園の里の遊び場。コウイチにはちょうどいい。
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ホテルより快適。
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マイ枕とタオルケットは放さないぞ。
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10月25日の午前中に大分空港から羽田へ。
出発が30分ほど遅れたが、佐賀とか大分から出る飛行機は空いていていいなあ。
おかげでコウイチも騒ぐこともなく空のたびを楽しんでいた。
by hirommk | 2005-10-30 13:05 | travel

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